長期保有戦略を支える
共用部バリューアップによるビル価値向上

 築約50年のオフィスビルを「古いビル」から「選ばれるビル」へ。
 意匠性と維持管理性を両立し、長期的な収益最大化と社会の持続的成長を牽引する再設計。


船場旭ビル 共用部バリューアッププロジェクト


■ビル名:船場旭ビル
■立地:大阪市中央区

■築年数:約50年(1975年08月築)
■建物規模:約1780坪(地上8階建)

■実施内容:エントランス・共用部改修
■対象範囲:約121坪/401.6㎡


PROJECT STORY

築約50年のオフィスビルに対し、エントランスおよび共用部を中心とした再生プロジェクトを実施。長期保有を前提とした安定運用・収益最大化というクライアントのニーズに応え、当社が掲げる「四方よし」の理念を体現する設計を行った。時代を超えて選ばれ続ける意匠性と、将来の維持管理コストを抑える機能性を両立。「古いビル」から「選ばれるビル」への意識転換を生み出し、来訪者への好印象とテナント満足度の向上に貢献した。

 BEFORE 

背景・課題

クライアントは、複数物件を保有し、長期保有を前提とした安定運用と収益の最大化を志向していた。しかし、本物件は築約50年を迎え、老朽化が顕在化していました。特にエントランスや共用部のデザインが陳腐化しており、時代遅れの第一印象が今後のテナント満足度維持やリーシング競争力の低下を招くリスクを抱えていた。
空室対策や今後の賃料水準の維持・向上、そしてテナント満足度の向上を図るうえで、この「古さ」というネガティブ要因を払拭し、ビル価値を再定義することが急務となっていた。


 AFTER 

戦略

単なる老朽化対策や原状回復ではなく、築年数によるネガティブな印象をポジティブな評価へ転換し、「古いビル」から「選ばれるビル」へと認識を書き換える「ビル価値の再定義」を戦略の軸とした。 テーマは、長期保有における収益最大化と、同社が掲げる四方よし(環境・社会への貢献)の体現である。一過性のトレンドに依存しない普遍的な意匠と、将来の維持管理コストを削減する素材選定を徹底。既存ストックの長寿命化という社会的意義を果たしながら、内見時の評価を引き上げ、テナント企業の入居意思決定を後押しするために、エントランスからエレベーターホール、各階共用部へと続く導線上の体験価値を最大化し、リーシング競争力の抜本的な強化を狙った。

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具体施策

「選ばれる理由」へ変えるファサード刷新

ターゲット企業の来訪者や内見者が最初に触れる「ビルの顔」として、時代遅れとなっていた第一印象を刷新。既存の古さを感じさせる要素を取り払い、現代のオフィストレンドを反映した洗練されたデザインへと再設計した。単に綺麗にするのではなく、内見に訪れた企業に「このビルに入居したい」と思わせる期待感を醸成し、築古ビルの競争力を引き上げる意匠を採用している。

具体施策

来訪者の期待値を高めるエントランス空間

エントランスから1階エレベーターホールにかけて、波をイメージした壁材と高級感のあるタイルを組み合わせた空間の再設計を実施。来訪者が足を踏み入れた瞬間に「洗練された空間だ」と直感する意匠を採用し、ビルのブランド価値を底上げした。単なる美装化にとどまらず、入居テナントが自信を持って顧客を招き入れることができる企業ステータスを創出し、中長期的なリーシングにおける確固たる競争優位性を構築している。

具体施策

テナント満足度を引き上げる共用部設計

各階の共用部においても、全体のトーン&マナーを統一し、意匠改善を実施。共用部を単なる「通路」としてではなく、テナント従業員が日々利用する「滞在価値の場」として捉え直すことで、「洗練された空間」としての評価を獲得した。
結果として、オーナー様経由でテナント満足度の向上が確認されるなど定性的な成果に繋がり、「このプロジェクトはノットコーポレーションでなければ成功しなかった」という高い評価を獲得。確固たる不動産価値向上を実現した。